フラワーアレンジメント
@ テーブルフラワー  <@table flower>

<フラワーアレンジメントや、パーティーフラワー・ウェディングブーケにデザインされる季節のお花のメッセージの花束をお届けします。>
by ミルフルール・フラワーデザイン 水野麻紀
  <トリカブト・箱根トリカブト>

<季節: 9月中旬>

「トリカブト」というと、まず頭に浮かぶのが毒性の強さですよね。
気の毒なことに、保険金事件などで、有名になりました。これまでも折につけお話させていただいておりますが、植物には多かれ少なかれ毒性のあるものが多いです。
トリカブトの名前は花の形が舞楽の被り物の鳥兜ににているからその名前がついたといわれていますが、私は実際にその由来の鳥兜を知りません。
逆に花の形から平安時代ごろの烏帽子のような形のものなんだろうなぁ・・と想像します。 深い青色が鮮やかで、魅力的なお花です。
「箱根トリカブト」の名で売られていたこの花は通常の ヤマトリカブトより背が半分ぐらいの低さで花もその分密集しています。
トリカブトはキンポウゲ科のお花です。
下の方から覗き込むような角度で花を撮影してみると、お馴染みのデルフィニウムのような顔立ちをしていますよね。 デルフィニウムもキンポウゲ科のお花です。だから深く切れ込みの入った葉の形もかなり酷似してます。
キンポウゲ科の植物は山菜でおひたしにして食べられるものもあるので、花がないと葉の形だけで判断してしまい、誤ってトリカブトを摘んでしまうと大変危険です。
キンポウゲ科の植物には毒性のあるものが結構多いです。 ただ毒といっても適正な利用で鎮痛作用や強心作用の有効利用ができるので、一概に悪者扱いはできません。
昔々その昔は植物の薬用や効用を利用して病気の治療をする医者の役割をする植物使いが魔女と呼ばれていました。

Copyright (C) Mille Fleurs Flower Design, Maki Mizuno All rights reserved.
<@テーブルフラワー・トップページ>